家族構成:60代女性一人暮らし
お片付け箇所:2LDK全体(URマンション)
お悩み
- ご両親の思い出の物を手放し難い
- ホテルライクにスッキリ暮らしたい
- 家全体の家具のレイアウトを一緒に考えて欲しい
ご依頼の前年に立て続けにご両親を亡くされたM様。
ご両親と暮らした3LDKの家を引き払い、引っ越したばかりでした。
ご自分の物はかなり断捨離してきたはずなのにうまく収まらず、また、手放し難いご両親の思い出の物とどのように向き合っていけばいいのか悩んでいらっしゃいました。
長年過ごした家と比べると、どうしても殺風景な部屋を、落ち着いてくつろげるインテリアにしたいというご希望もありました。



作業の流れ
家全体のお困りごとやお部屋をどのように使いたいかをしっかりお聞きした上で、すべての物をもう一度見直しました。
- 物置状態になっていた洋室は、新たにベッドを購入して寝室に。(ベッドはお客様選定)
- 和室には物置からTVを移動し、押し入れにクローゼット機能を集約。
- お買い物同行し、LDにも新しくソファを購入。
※特別オプションサービスで、インテリアコーディネートをさせていただきました。
ヒアリング/レイアウト相談
家全体を見せていただきながら、お困りごとやどのように使いたいのかをヒアリングします。
※レイアウト考える時には、部屋を採寸してざっくり描いた平面図に、同じく採寸して切り出した家具を置いてみるとイメージしやすくなります。
方眼紙をひとマス10センチとして使うと便利です。

整理収納Before&After
押し入れを、使いやすいクローゼット収納に
分散していた服を和室に集め、この家で一番大きな収納である押し入れにクローゼット機能を集約しました。
押入れ上段に突っ張り棒を、下段にはFITSの引き出しを追加。
※服の重さで突っ張り棒が落下しないよう、専用の支え棒(サポートポール)を追加します。
Before

After

よく使う物を、手の届きやすい場所へ
物が少なくても、使用頻度や動線に沿った配置になっていないと使いづらいものです。
良く使う物は手の届きやすいゴールデンゾーンに。
細かな物は種類別にケースにまとめると出し入れしやすくなります。
Before

After

↑良く使う物ほど手の届きやすいゴールデンゾーンに。
奥行きのある収納も、迷わず使えるように
奥行きの深い収納は、奥と手前の2分割で収納すると使いやすくなります。
使用頻度の低い思い出の物や防災備蓄などを奥に、手前には普段よく使う物を配置します。
Before

After

棚とケースで、収納スペースを使いやすく
高さのある収納内は棚を入れることで、空間稼働率が上がります。
細かな物はケースにまとめてラベリングすると、出し入れしやすくなります。
Before

After

インテリアコーディネート
Pinterestなどでお客様の好みのインテリアスタイルを共有しながら、ご予算に合わせてアイテムをご提案、イメージ資料の作成をいたします。
家具についてはショップもご提案し、別途お買い物同行もさせていただきます。
※注 インテリアコーディネートは家全体の片付けが終わったお客様限定のオプションサービスとなります。
インテリアイメージボード

インテリアパース

インテリアは、部屋のドアを開けた時に一番視線が向かう対角の奥に何があるかが一番重要です。
M様のお宅では、ほとんど弾いていないピアノや細々とした物が並んでいたことで、お部屋全体が雑多な印象になっていました。
ここに新しくソファーを配置することで、くつろぐためのお部屋であることがはっきりします。
ソファの後ろにはしまい込んでいたご両親の思い出の絵画を飾りました。
細々とした物は全て収納の中に住所を決めることで、スッキリとしたホテルライクな空間に生まれ変わりました。


襖は外し、LDと和室をひと繋がりの広い空間に。(外した襖は寝室のベッド脇にまとめました)ストリングカーテンで、ピアノの後ろの本棚の背面を隠しました。

サイドボードの新規購入はやめて、ご実家で使っていた電話台を残しました。
お母様が可愛がっていた小さなお人形は、埃にならないようにガラスケースにまとめました。


廊下にもご両親の思い出の絵画を。
大切な物や思い出の物は、できるだけいつも目に入るところに飾ることをお勧めしています。
M様より
整理収納だけに留まらず、「住みたい住まい」になるまで、実に根気よく寄り添ってくださいました。
豊富な知識、情報、経験とアイデアは素晴らしく、「決して片付かない家」が「決して散らからない家」になりました。
本当にありがとうございました。
今野より
今回の整理で全ての物が収納内に収まり、お一人暮らしでスペースも十分にありますが、それでも、家の中の半分くらいがご両親の思い出の物であることを最後まで気にされていました。
思い出の物に縛られているのは不自由な気持ちがするとのこと、かといって手放そうと思うと寂しい気持ちになるということなので、まだしばらくは急がずにその気持ちを大切になさってくださいとお伝えしました。
手放すのはいつでもできるので、その時はまたいつでもお手伝いさせていただきます!