家族構成:N様55歳女性(ご依頼主)、N様のお母様(88歳)、ご主人、ご主人のお母様
お片付け箇所:N様のお母様居室(1LDK)(戸建て3世帯住宅内)
お悩み
認知症のお母様の居室に家事代行サービスが入れるようにしたい
作業の流れ
- 一つひとつ物を確認しながら整理
- 掃除・拭き上げを同時に実施
- ご本人と介助者どちらも使いやすい収納へ改善
- 思い出の品は大切に保管
整理収納Before&After
安全に歩けて、掃除しやすいお部屋へ
高齢者のお片付けでは、まず「安全」と「衛生」を整えることがとても大切です。
床置きの物をなくすことで、転倒の危険がなくなり、掃除もしやすくなります。
お母様のくしゃみや咳がひどいとのことでしたが、物を整理してしっかり掃除をしたところ、すぐにくしゃみと咳がおさまってきたとお喜びでした。
お母様が使いやすく、ご家族や介護スタッフもサポートしやすい収納へ整えました。
Before

After

ヘルパーさんと使える、安心なキッチンに
使っていない調理器具や期限切れ食品を整理し、収納内部まで清掃しました。
今後はヘルパーさんと安全に簡単な調理ができるよう、IH卓上コンロを導入。
安心して使えるキッチン環境を整えました。
Before

After①

After②

毎日使う食器を、戻しやすい場所へ
認知症のお母様でも無理なく戻せるよう、毎日使う食器だけを取り出しやすく配置。
空いた収納には、思い出の食器やN様のお気に入り、ご家族がこれからも使い続けたい大切な食器を収めました。



お母様とお茶を飲めるテーブルまわりへ
テーブル周りも必要最小限の物だけに整えました。
「なかなかできなかった趣味の手芸をしながら、ここで母とお茶を飲みたい。」
そんなN様の言葉が、とても印象に残っています。
Before

After

今野より
N様は、ご自身とご主人のご両親との三世帯同居を経てお父様二人を見送り、ご依頼時はお仕事をしながらお母様二人の介護をされていました。
約1年4か月にわたり全ての物を整理しながら、今直面している認知症のお母様のお世話の大変さ、ご家族のこと、大好きだった亡くなられたお父様の思い出など、たくさんお話を聞かせていただきました。
お片付け後は、ヘルパーサービスやショートステイも利用できるようになったとのこと。
独立した二人の息子さんがそろってご結婚されることもあり、今後お母さんとして金銭的にも色々してあげられるように、お仕事を増やされるそうです。
そういったことを考えられるようになったのも、お母様のお部屋が片付いたからだと、そして、物が多いとどれほど大変かということが身に沁みたので、今後はご自身の老い支度としての物の整理に取り組みたいと繰り返しおっしゃっていました。
物を整理することは、暮らしを整えるだけではありません。
ご家族のこれからの暮らしを考え、気持ちを整理していく時間でもあると、私にとっても改めて大切な学びをいただいた現場でした。
ありがとうござました。